1 コーポラティブ住宅とは
 
(1)コーポラティブ住宅の定義と特徴
 コーポラティブ住宅は「自ら居住するための住宅を建設するものが、組合を結成し、協同して事業計画を進め、土地の取得、建設の設計、工事発注、その他の業務を行い、住宅を取得し、管理していく方式」と定義されている。不動産会社や公社・公団などが売り出す既製品の集合住宅ではなく、「家を建てたい人々が集まり、協同して建てられた集合住宅」である。

 コーポラティブ住宅の特徴は、費用や設計の自由性、あるいは管理や人間関係の選択性等様々な面で、居住者にとってのメリットを引き出す可能をもつ住まいであるというところにある。どのようなメリットに重点を置くかは、それぞれの計画によって異なるが、いずれにしても通常の集合住宅が画一的に、またモノとしてだけ供給されるのに対して、コーポラティブ住宅では自由性をもって、そして住むことのソフトをともなって住宅を取得することが可能である。参加のもたらすさまざまな可能性、たとえば参加することによる費用の削減、ふれあいやたすけあい、健康や生きがい、あるいは環境や障害の問題への取り組みなどを、集まってつくり、集まって住むプロセスを通じて、獲得することが可能なのだという住まいづくりの考え方がコーポラティブ住宅の特徴であるといえる。
● コープ住宅の特徴 ●

1. 納得できる価格
  余分な経費を節約し、実費で住宅を建設できる。

2. 希望の生かせる設計
  建物・間取り・環境などに参加者の希望が生かせる。

3. 良好なコミュニティー
  協同の住まいづくりの中で、入居前から
  親しい人間関係が育まれ、建物の管理が上手くいく。

4. 豊かな環境
  一人ではできない共同施設や活動の輪を皆でつくりあげ、
  豊かな環境を生み出すことができる。

 

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(2) コーポラティブ住宅の歴史と実績